たくさんkissをしましょう!
5月23日は「キスの日」です。
1946年(昭和21年)のこの日、日本で初めてキスシーンが登場する映画とされる、佐々木康監督の『はたちの青春』(松竹)が公開されました。
当時、映画製作も連合国軍最高司令部(GHQ)の検閲下にあった。GHQの部局の一つである民間情報教育局(CIE)のデヴィッド・コンデが、完成した脚本がその前に見せられたものと違うことを指摘した上、キスシーンを入れることを要求しました。
キスシーンは主演の大坂志郎と幾野道子がほんの少し唇を合わせただけだったが、当時の観客には刺激的で、映画は連日満員の大ヒットとなりました。実はキスシーンにおいて主演の2人は唇にガーゼをはさんでいたという事実が・・。
日本で初めてキスシーンが登場する映画は、川島雄三監督の『ニコニコ大会 追ひつ追はれつ』であるという情報もある。これは『はたちの青春』より4ヵ月ほど早い、1946年(昭和21年)1月24日に公開された映画です。
いまはテレビでタレント同士がギャグでキスをしちゃう時代。恥も外聞もないですね。
でも、そもそもなぜ人はキスをするのでしょうか?キスシーンを見るだけで女性はウットリしたり、男性はちょっと興奮したりするあの感情は何なのでしょうか?
気になったので調べてみました!
キスの始まりはいつ?どこで?
キスの起源は諸説あります。
●その1:動物が自分で噛み砕いた食べ物を、子や仲間に口移しであげる行為が進化したものとする説
●その2:人が人肉を食す"カニバリズム"という慣習が遺伝子に受け継がれ、本能的に感情が高ぶると噛み付きたくなるという性質からキスが生まれたという説
●その3:「唾をつける」という言葉があるように、自分の所有物だということを主張するために、口をつけたり舐めたりする行為が始まりとする説
●その4:人間がお互いを理解するために、相手の顔に自分の鼻をこすり付けて、匂いを嗅ぐ挨拶が進化したとする説
ほかにもいろいろとあるようですが、どれもこれも、ロマンチックのロの字も感じさせないものばかりでした。
一方、ロマンチックな感情表現としてのキスは、インドが最初だといわれているそうです。紀元前1000年ごろに記された叙事詩『マハーバーラタ』に、「彼女は自分の口を私の口に重ね、私を恍惚へと導く音を立てた」という記述があったそうです。
(引用:『ロイター通信』)
縄文時代のころにはすでに、愛情的なキスがインドでは行なわれていたと考えると、インド人、さすがです!
なぜ人はキスをするのか? したいのか?
女性がロマンチックなキスを求め、男性がエロチックなキスを望むのには、さまざまな科学的要因がありました。いくつかご紹介します。
●その1:キスは脳内物質を分泌する
気分を高揚させる働きを持つエンドルフィン。恋愛ホルモンと呼ばれるオキシトシン。幸福感をもたらすセロトニンや快楽物質のドーパミン、興奮物質のアドレナリン。キスをするとこれらの物質が分泌されるため、興奮や幸福感を覚えるのです。
●その2:女性はキスだけでオーガズムに達する?
アメリカの性化学者、アルフレッド・キンゼー氏は、女性は深く長いキスをすることでオーガズムに達することができると報告しています。女性の唇の方が男性の唇よりも皮膚が薄く、神経の数も多いため、男性よりも10倍敏感だといわれていることから、この報告も信憑性があるといえるかもしれません。
●その3:キスによる情報交換
脳科学者の澤口俊之氏いわく、お互いの情報を交換したいと思う相手とだけしか"したい"と思わない純粋な愛情行為こそがキスなのだとか。男性の唾液に含まれるテストステロンという物質から、女性は"どういう男性か"という情報を得ているのだそうです。
身近で幸せなスキンシップ!どんどんキスをしよう
キスをすることで39種類の顔面の筋肉を使い、1分間でおよそ2キロカロリーを消費し、口移しで細菌を交換することで抗体の生成が活発になり、免疫力がアップするともいわれているキスの力。
さまざまなホルモンの分泌も考えると、キスをすることは健康面でも美容の面でも良いことは明らかです!
女性の皆さん、いっぱいキスをしましょうね!