主婦にも休日を!

5月25日は「主婦休みの日」です。

「主婦休みの日」は、「365日休みがない主婦がリフレッシュできる日を」と、2009年4月にサンケイリビング新聞社日本記念日協会に申請し、認定された記念日です。
なお、「主婦」とは普段から家事を主に担当している人を言い、「主夫」も含みます。

 

家事も育児も毎日のことですが、主婦にもお休みが必要です。
少しずつでも主婦のみなさんが休める日や時間をつくれるように、家族みんなで家事を分担して、協力することが大切です。
もし、家庭をうまく回せていない、休めないと感じたら、働き方を見直してみるのもおすすめです。
主婦の負担が減って笑顔が増えることが、家族の幸せにつながります!

 

外で働く人に休日があるように、家で働く主婦にも「主婦から離れて休める日」があればいいですよね?そして他の家族も家事に挑戦して、みんなで家事を考えるきっかけになれば素敵です。

 

主婦が仕事を休んで元気になり、家族も家事について考えるきっかけとなる日が「主婦休みの日」というわけなんです!

 

「主婦休みの日」は1月25日、5月25日、9月25日の年3回です。
これは年末年始の後、ゴールデンウイークの後、お盆休みの後で、主婦が特にほっと一息つきたいタイミングを選んで設定されたそうです。

「主婦休みの日」には、次の3つの目的があります。

  • 家事という仕事を夫婦(家族)で一緒に考える日
  • 夫や子どもが家事にチャレンジする日
  • 主婦が元気になって、ニッポンも元気になれる日

実際に主婦が完全にお休みするのは難しいかもしれませんが、家事シェアについて家族で考えるきっかけにしてもいいですね。

実際に「主婦休み」を取ったことがある方に、どんな1日を過ごしたか聞いてみたところ、ランチや夜の飲み会など「友達と出かけた」という方が多く見られました。
家にいるとどうしても子どもや家事が気になってしまうので、出かける方がリフレッシュになるのかもしれませんね。

ただし、家族の食事を用意して洗濯を済ませてから出かける、帰宅してから洗い物をするなど、完全に休むのは難しいのが現実のようです…。

また、週3日勤務などで平日の昼間に自由時間がある人は、子どもが学校へ行っている間など限られた時間内で習い事や映画鑑賞、ランチや美術館などを楽しんでいるようです。

ほかには、ひたすらゲームをする、録りためたドラマを観る、昼まで寝るなど、家でのんびり過ごすケースもありました。
実家に帰る、子どもを実家に預けるなど、実家を頼って休むという方も。いずれにしても、丸一日完全に休むというのは難しいようです。

主婦は楽だと言われがちですが、365日年中無休で働いているとも言える「お仕事」。ご飯は自動でできるわけではなく、家で頑張る主婦がいるからこそなんですね。

 

そんな主婦のための記念日として、「主婦休みの日」があるのを知ってましたか?

100年以上続くスポーツ!

5月24日は「ゴルフ場記念日」。

1903年明治36年)のこの日、日本に初のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」がオープンしたことにちなんで制定されました。

イギリスの貿易商アーサー・ヘスケス・グルームは日本の士族の娘と結婚して神戸に居を構えていたが、とりわけ六甲山の自然を愛した方でした。その眺望の素晴らしさに山荘を建て、友人たちを誘って避暑地としてしていたグルームは、手鎌で草を刈り取るなどして3年間かけて仲間たちとゴルフ場を作りました。

この時グルームは50歳を超えていましたが、ゴルフの経験はなかったそうです。

100年以上前の明治時代にはヨーロッパから様々なスポーツが日本に伝来しましたが、そのひとつがゴルフになります。ゴルフ以外にも明治時代にはサッカーやテニスといったスポーツも日本に伝わったそうです。

 

ちなみに、日本のゴルフ場の数は2,442で、アメリカ17,672、イギリス2,752に次いで世界で3番目に多いです。

ゴルフをやったことのない人でも、ゴルフのボールを入れるカップの場所にピンが立っているのを見たことはあるのではないでしょうか。

あのピンの正式名称は「旗竿」であり、英語でも「フラッグスティック」となっており、なぜピンと呼ばれているのかが不思議ですよね。

 

実は昔はピンには旗が掲げられていたのではなく、カゴがぶら下がっていたそうです。カゴは風邪を通す形状をしているため、ゴルフ場での強い風に耐える為に適した形状でした。

そして、そのカゴの形が婦人用の帽子を髪に溜めるための長いピンに似ていたことから、ピンと呼ばれるようになったのです。

ピンにもちゃんと語源があったのですね!

日本のカップインの音は独特です。

ゴルフの経験がある人にはわかるかもしれませんが、ボールをカップインした時の音ってとてもいい音がしますよね。

あのカップインした時の「カラン!」という心地よい音色がカップインの達成感をよりかき立てているといっても過言ではないでしょうか。

 

しかし、実はカップインした時にあのような音が鳴るのは日本のカップだけだって知っていましたか?

日本のカップにボールが入ったときにいい音が鳴る正体は、いい音が鳴るように底に反響板と呼ばれるものが入っており、さらにカップ自体がステンレス素材を使用した金属製だからなんです。

 

それに比べて海外で使われているカップは安価である樹脂製のものが多いため、カップインした時の「カラン!」という音が鳴らないようになっています。

ゴルフの海外ツアーなどがテレビで放送されていることがありますので、音が鳴っているかどうかを確認してみてください。

 

たくさんkissをしましょう!

5月23日は「キスの日」です。

1946年(昭和21年)のこの日、日本で初めてキスシーンが登場する映画とされる、佐々木康監督の『はたちの青春』(松竹)が公開されました。

当時、映画製作も連合国軍最高司令部(GHQ)の検閲下にあった。GHQの部局の一つである民間情報教育局(CIE)のデヴィッド・コンデが、完成した脚本がその前に見せられたものと違うことを指摘した上、キスシーンを入れることを要求しました。

キスシーンは主演の大坂志郎と幾野道子がほんの少し唇を合わせただけだったが、当時の観客には刺激的で、映画は連日満員の大ヒットとなりました。実はキスシーンにおいて主演の2人は唇にガーゼをはさんでいたという事実が・・。

 

日本で初めてキスシーンが登場する映画は、川島雄三監督の『ニコニコ大会 追ひつ追はれつ』であるという情報もある。これは『はたちの青春』より4ヵ月ほど早い、1946年(昭和21年)1月24日に公開された映画です。

いまはテレビでタレント同士がギャグでキスをしちゃう時代。恥も外聞もないですね。
でも、そもそもなぜ人はキスをするのでしょうか?キスシーンを見るだけで女性はウットリしたり、男性はちょっと興奮したりするあの感情は何なのでしょうか?

気になったので調べてみました!

キスの始まりはいつ?どこで?

キスの起源は諸説あります。

●その1:動物が自分で噛み砕いた食べ物を、子や仲間に口移しであげる行為が進化したものとする説
●その2:人が人肉を食す"カニバリズム"という慣習が遺伝子に受け継がれ、本能的に感情が高ぶると噛み付きたくなるという性質からキスが生まれたという説
●その3:「唾をつける」という言葉があるように、自分の所有物だということを主張するために、口をつけたり舐めたりする行為が始まりとする説
●その4:人間がお互いを理解するために、相手の顔に自分の鼻をこすり付けて、匂いを嗅ぐ挨拶が進化したとする説

ほかにもいろいろとあるようですが、どれもこれも、ロマンチックのロの字も感じさせないものばかりでした。

一方、ロマンチックな感情表現としてのキスは、インドが最初だといわれているそうです。紀元前1000年ごろに記された叙事詩マハーバーラタ』に、「彼女は自分の口を私の口に重ね、私を恍惚へと導く音を立てた」という記述があったそうです。
(引用:『ロイター通信』)

縄文時代のころにはすでに、愛情的なキスがインドでは行なわれていたと考えると、インド人、さすがです!

なぜ人はキスをするのか? したいのか?

女性がロマンチックなキスを求め、男性がエロチックなキスを望むのには、さまざまな科学的要因がありました。いくつかご紹介します。

●その1:キスは脳内物質を分泌する

気分を高揚させる働きを持つエンドルフィン。恋愛ホルモンと呼ばれるオキシトシン。幸福感をもたらすセロトニンや快楽物質のドーパミン、興奮物質のアドレナリン。キスをするとこれらの物質が分泌されるため、興奮や幸福感を覚えるのです。

●その2:女性はキスだけでオーガズムに達する?

アメリカの性化学者、アルフレッド・キンゼー氏は、女性は深く長いキスをすることでオーガズムに達することができると報告しています。女性の唇の方が男性の唇よりも皮膚が薄く、神経の数も多いため、男性よりも10倍敏感だといわれていることから、この報告も信憑性があるといえるかもしれません。

●その3:キスによる情報交換

脳科学者の澤口俊之氏いわく、お互いの情報を交換したいと思う相手とだけしか"したい"と思わない純粋な愛情行為こそがキスなのだとか。男性の唾液に含まれるテストステロンという物質から、女性は"どういう男性か"という情報を得ているのだそうです。

 身近で幸せなスキンシップ!どんどんキスをしよう

キスをすることで39種類の顔面の筋肉を使い、1分間でおよそ2キロカロリーを消費し、口移しで細菌を交換することで抗体の生成が活発になり、免疫力がアップするともいわれているキスの力。

さまざまなホルモンの分泌も考えると、キスをすることは健康面でも美容の面でも良いことは明らかです!
女性の皆さん、いっぱいキスをしましょうね!

美味しい目玉焼き!

5月22日はたまご料理の日

料理の基本と言われるたまご料理を通して、食についての衛生と安全を啓蒙する機会の提供をするために、全国の飲食店向けに「うまいもん認定」事業を行っている一般社団法人全日本うまいもん推進協議会が制定し、日本記念日協会が認定しました。

 日付は、「たま05」と「2ワトリ2ワトリ」という語呂合わせから、5月22日とした。

 

一般社団法人・日本記念日協会では、飲食店の「うまいもん認定」を行い、「うまいもん認定マーク」という認定証を発行している。全国の300店以上の飲食店が「うまいもん認定マーク」を取得している。また、飲食店経営に関する勉強会を開催しており、飲食店経営の支援も行っています。

「たまご」を使った主な料理には、目玉焼き、卵焼き、だし巻き卵、オムレツ、オムライス、スクランブルエッグ、ポーチドエッグ、スコッチエッグ、ニラ玉、親子丼、茶碗蒸し、卵豆腐、天津飯、卵サラダ、ピカタなどがあります。

 

ここで、代表的な目玉焼きの美味しい作り方をご紹介したいとおもいます。

調理のポイントは、水を一切使わない事です。

水を加えずにフライパンでじっくり焼くと、卵に含まれる水分がほどよく蒸発するので、卵の味が濃く感じられます。もちろん、半熟でも固焼きでもOKです。

まず、温めたフライパンに油(適量)を引きます。

油を多く入れ過ぎた場合は、キッチンペーパーなどで薄くのばすといいです。

次に、卵(1個)をフライパンに割り入れます。

もし、卵を割り慣れないという場合には、直接フライパンに入れるのではなく、一旦ボールに割り入れてから、その卵をフライパンにそっと移すのがおすすめです。そうすると、卵の殻のかけらがフライパンに入ってしまう心配がありません。

フタをして火にかけます。

半熟なら火加減は弱火、固焼きなら少し強めの中火で加熱します。

加熱時間は、どちらも3~4分。半熟であれば、黄身がきれいな黄色に仕上がります。

ちなみに、フタをしないで焼くと、半熟にする場合でも、白身が固まるまでに少なくとも10分程度はかかります。

その間に白身のふちあたりが少し乾燥してきてしまうので、フタをする焼き方をおすすめします。

 

また、もうひと手間かけることで、見た目と味をさらにグレードアップさせることもできます。やり方は簡単で、卵をザルに割り入れるだけです。

そうすると、卵白の水っぽい部分を取り除くことが出来るので、白身がデロっとせずに、見た目もきれいに仕上がります。

そのうえ、白身のなかの味が濃い部分だけが残るので、美味しさもアップします。


ちなみに、この目玉焼きの焼き方は、有名ホテルなどでも実践されている方法です。

熊谷直孝ってすごい!

5月21日は小学校開校の日。

1869年5月21日、京都市に日本最初の近代小学校「上京第二十七番組小学校」と「下京第十四番組小学校」が開校したことに由来します。この2校は公的機関によってつくられたものではなく、商人・熊谷直孝の私財や敷地の寄付、また周辺住民が多くの寄付や献金を行って完成したものでした。それをきっかけに、地域が一致団結して64の小学校が誕生しました。これは国が「学制」という学校制度をを定める3年も前の出来事でした。

 

当時の小学校は、ふつうの民家と同じような大きさで、運動場もなく、町会所であり、行政の出先機関、保健所なども兼ねていて、交番や火の見櫓もあったそうです。

 

ちなみに、最初の上京第二十七番組小学校はその後、明治6年に新築移転して、柳地(りゅうち)小学校と名前が変わり、さらに戦後の新学制で御池(おいけ)中学校となりました。下京第十四番組小学校修徳(しゅうとく)小学校と公明が変わりましたが、1992(平成4)年に統合のため廃校となっています。

 

小学校の開校記念日というのは、どこも学校単位でお祝いするようですが、「小学校開校記念日」のお祝いというものは無く、もはや肝心の京都市でも日本一早い小学校開校を記念した行事はないようです。

今は柳池中学校の正門横に建っている「日本最初の小学校」という石碑だけがその名残をとどめています。



商人・熊谷直孝とはどんな人なのでしょうか?

父直恭(なおやす)と共に早くから頼山陽らと親交があり、勤王派町人として知られました。父直恭(鳩居堂4代目当主)は、種痘所「有信堂」を設け、天保の飢饉に際しては施粥や施療などの救済活動を行い、天明の飢饉ののち財政難で点火が中止されていた大文字焼きの再興を試みるなど、私財を投じて京都の公益事業に取り組んでいました。

後の七代目当主となる長男直孝は、尊皇攘夷派の志士や勤王派公家と交わり、倒幕運動に資金的援助をするなど、国事に奔走していました。
このため、鳩居堂の営業は、5代、6代と直恭の弟直留などが行いました。

安政6年(1859)のコレラ流行でも、私有地を提供して病院世話場を設けた直恭は、そのために自らも感染して死亡したと伝わりました。禁門の変で、父直恭が設けた種痘所が焼失すると、これを再興したのは直孝で、父の公益事業を引き継いでいきました。

明治維新に際しては、新政府の資金調達に1500両を供出したといわれました。
維新後は、京都大年寄として、京都の復興・近代化のための諸事業を中心となって担うようになりました。

私財と土地を提供して、全国最初の小学校(上京第二十七番組小学校=柳池(りゅうち)校)を明治2年(1869)に開校させ、そして京都では維新後2年もたたぬうちに、市中に64もの小学校が網羅されたのである。


日本の近代化を推進しようとした福沢諭吉をも驚かせ、全国の小学校制度の先駆けとなりました。

日本の森林面積は?

5月20日は、森林の日という記念日です。

森林の日は、岐阜県美並村などの村名の最初の「美」の文字がつく村が集まってつくった記念日です。

由来は、「美」の文字が、村名の最初につく村が、10村集まって結成した
「美し村連邦」が制定した記念日です。

 

なぜ、5月20日が記念日になっているのでしょうか?

森林の日の記念日の日付は、「森林」と書いて「木」の文字が「5つ」あることで5月と「森林」の総画数が「20画」であることで20日を組み合わせて、5月20日になっています。

日本は森林が多い国なのでしょうか?

国土にしめる森林率の平均は、世界の国では31%と言われています。これに対して日本の森林率は、約66%です。免責でいうと、日本の国土面積は、3779万ヘクタールです。森林の面積は、2510万ヘクタールです。

このように、日本は、世界的にみて森林が多い国です。これは、山と雨が多いことで、平地が少なく、山間部が多い、日本特有の地形が関係しているのではないかと思います。

 

「美し村連邦」は、解散されたのでしょうか?

森林の日を制定した「美し村連邦」は、市町村の平成の大合併によって、参加していた村のほとんどが消滅したことで、2003年に解散しています。

 

平成の大合併とは・・?

平成の大合併とは、1995年に、「合併特例法」から始まり、大合併を促進するために、1999年に改正され、2005年から2006年にあけて市町村の合併のピークを迎えました。特に合併を促進させるために、財政優遇策が盛り込まれました。

どれくらいの市区町村が減ったのかといいますと、1995年には、市区町村の数は、3234でしたが、2007年3月には、1812に大幅に減少しています。

 

森林の日に似た記念日は他にあるのでしょうか?

森林の日を制定した美し村連邦は、2003年に解散しています。この為、森林の日は、実質的に何も行われていない記念日でしょう。ここでは、森林の日に似て、実際に、活動されている森林に関する記念日を一つ紹介します。

 

・国際森林デー

国際森林デーは、自然環境の重要性を啓発することで、森林や樹木に対する意識を高めることを目的として制定された記念日です。英語表記は、「International Day of Forests」です。記念日として、国際森林デーの日付は、3月21日で、国際デーの1つになっています。2012年12月の国連総会において、3月21日が、国際森林デーと決議され、創設されました。

国際森林デーは、日本国内のイベントとしては、東京都が整備中の東京湾の埋め立て地である「海の森」で、植樹会、交流会を行っています。
イベントは、2014年から、毎年3月に行われています。

イベントの開催の目的は、樹木に親しみを感じて、森林を大切に思う心を世界に広げる思いが込められています。

国際森林デーのイベントに参加しているのは、駐日大使、大使館の職員、国際機関の職員、留学生、家族、日本の子ども、学生市民などが参加します。

温暖化が進んでいる昨今、「森林」について少しでも目を向けてもらえればと思います。

セメントって何?

5月19日は「セメントの日」

1875年5月19日、官営深川工場で日本初のポルトランドセメントができた日を記念しています。江戸時代の末期からセメントは輸入されていましたが、非常に高価であったため、国内生産が求められていました。しかし、工業化は思いのほか難しく、深川工場の設備をすべて作り直すなど1年半の試行錯誤の末に少量のセメント製造に成功したそうです。現在、深川工場の跡地には、「本邦セメント工業発祥之地」という碑が建てられています。

そもそもセメントって何かを知っていますか?

 

石材にはコンクリートアスファルトモルタルなど色々な種類がある為、あまりセメント自体が何かを知っている人って少ないですよね。

セメントは簡単にいうと「セメントは石灰石や粘土、酸化鉄や鋼鉄などを混ぜて焼き上げ、それと細かく砕いたもの」になります。

 

セメントだけでは強度が弱い為、基本的にはセメント単体を使う事はあまりないようです。セメントはコンクリートモルタルと言った石材を生成する時に使われる材料であり、ハンバーグていうところの「つなぎ」のような役割をしています。

また、水を練りこんでペースト状のようにして、パテのように使ってひび割れた石材などを補修する時にも使われます。

コンクリートはセメントの水和反応で徐々に硬化し、ビルや橋やダムなどになります。新築マンションを購入するときなど「コンクリートが乾くまで入居できない」と説明されたりしますが、実際にはコンクリートは水分が乾いて硬くなるわけではなく、化学反応で硬くなっているのです。この水和反応は何十年も続き、コンクリートは少しずつ強度を増していきます。コンクリートは自由に形が作れ、火や地震に強いため、多くの建造物に使われていますが、最大の強度を得るまでに時間がかかるという“弱点”もあるのです。

「セメントの日」というのは数ある記念日の中でも、あまり知られていません。コンクリート製の建造物が溢れる街に住んでいても、あるのが当たり前の物にはあまり注意を払わないのが人と言うものなのでしょう。先人が苦労して作り上げた技術のうえに、今の生活が成り立っていることを思い出させてくれる「セメントの日」です。

 

インフラに関するたいていの物がそうであるように、普通の人は、セメントの存在をほとんど意識することなく暮らしています。セメントとコンクリートを間違えたり、混同したりしていることも多いようです。セメントは石灰石に粘土や酸化鉄などを高温で熱し粉末にしたものです。セメントと水と砂と砂利を混ぜるとコンクリートになります。コンクリートという「人工の石」を固めるための接着剤の役割をしているのがセメントなのです。